なぜ整形外科で「異常なし」と言われたのに痛いのか?

2025.04.13

なぜ整形外科で「異常なし」と言われたのに痛いのか?

レントゲンでは異常なし

レントゲンでは異常なし

 

整形外科で検査をしても異常はない。でも、腰や足の痛みがずっと続いている……」

このようなお悩みを抱えて、当院に来られる方は本当に多くいらっしゃいます。

中には「先生には異常ないって言われたから、私の気のせいかと思ってました」とおっしゃる方も。

ですが――

 

痛みには必ず「原因」があります。

たとえレントゲンやMRIで異常が見つからなくても、身体のどこかに痛みを生み出している「仕組み」があるのです。

 

痛みの原因は、画像には映らないことがある

整形外科の検査では、主に「骨」や「椎間板」などの構造的な問題を調べます。

たとえば、骨折・ヘルニア・脊柱管狭窄症などがそれに当たります。

でも実は、多くの腰痛や坐骨神経痛の症状は、こうした構造だけでは説明がつかないことがあります。

それはなぜか?

画像には、筋肉や筋膜、神経の“使われ方”や“バランスの崩れ”までは映らないからです。

つまり「レントゲンで異常なし」というのは、“骨に大きな異常は見つからない”というだけの話で、

体の動き方や筋肉の状態まではわからないのです。

 

実際に多い“画像に映らない痛みの原因”

以下のようなケースが、当院ではよく見られます。

  • 腰を支える筋肉の緊張やアンバランス

  • お尻の筋力低下や骨盤の歪みによる身体の使い方のクセ

  • 神経の炎症ではなく**滑りの悪さ(滑走障害)**による不快感

  • 長年の姿勢の崩れや歩き方の問題

  • ストレスや不安からくる自律神経の影響

これらの原因は、どれも画像には映りません。

だからこそ、「異常なし」と言われてしまうのです。

 

整体だからこそできること

整体では、画像診断ではわからない「体の動き方」や「筋肉の使い方」に注目します。

体はすべてつながっていて、腰が痛くても原因は足首や肩、股関節にあることも多いのです。

当院では、以下のような視点で体を見ていきます:

  • 立ち姿勢や歩き方のチェック

  • 筋肉や関節の可動域(動かしやすさ)の確認

  • 筋膜の癒着や張りの調整

  • 日常動作のクセを見直し

これによって、「なぜ痛みが出ているのか」「どこから来ているのか」を明らかにし、根本からの改善を目指します。

 

「気のせい」ではありません

痛みがあるのに「異常なし」と言われると、

「私がおかしいのかな」「年だから仕方ないのかな」と思ってしまう方も少なくありません。

でも、そうではありません。

痛みは体からの大切なサインです。

原因があるから、痛みが出ているのです。

あなたの痛みも、決して気のせいではありません。

「レントゲンで異常なし」でも、改善できるケースはたくさんあります。

 

最後に

「異常なしと言われたけど、まだ痛い」「どこに相談すればいいかわからない」

そんなときこそ、ぜひ一度ご相談ください。

一人ひとりの体に向き合い、画像に映らない“本当の原因”を一緒に見つけていきましょう。