【関節が鳴るのはなぜ?】放っておいていい音と危ない音の違いとは?
【関節が鳴るのはなぜ?】放っておいていい音と危ない音の違いとは?

関節のポキポキ
「関節がポキポキ鳴る」現象には、いくつかの原因があります。意外と知られていないのですが、鳴る音には種類とメカニズムがあるんですよ。
✅ ポキポキ音の主な原因
①【関節内の気泡(キャビテーション)】
これが最も一般的な原因です。
関節の中には「滑液(かつえき)」という潤滑油のような液体が入っています。この中に気体(主に窒素や二酸化炭素)が溶けていて、関節を動かすことで圧力が急に変化すると、**その気体が気泡になって弾ける音が「ポキッ」**と鳴るんです。
▶ 安全性:基本的には問題ありません。ただし、頻繁に同じ関節が鳴る場合は注意。
②【靭帯や腱が骨に引っかかって離れる音】
関節周囲の**筋や腱(けん)、靭帯(じんたい)**が、骨の出っ張りに一時的に引っかかって、「パチン」と弾けるように動くことがあります。
▶ よく起こる部位:股関節・膝・肩など
▶ 安全性:軽いものなら問題ないですが、引っかかる感覚や痛みがある場合は炎症の可能性も。
③【関節や軟骨のすり減りによる音】
特に高齢者で「ゴリゴリ」「ジャリジャリ」といった音が鳴る場合は、関節の変形や軟骨の摩耗が原因かもしれません。
▶ 対象:変形性膝関節症・肩関節周囲炎(五十肩)など
▶ この場合、痛みや動かしづらさが伴うので、早めに専門家に相談を。
✅ 整体的な視点から見ると…
関節がポキポキ鳴るからといって、必ずしも悪いわけではありません。
ですが、もし以下のような症状があるなら、注意が必要です。
-
鳴るたびに違和感や痛みがある
-
動きに制限を感じる
-
鳴る回数がどんどん増えている
-
一度動かすと鳴らなくなる(硬さのサイン)
このような場合、体のバランスや姿勢のクセによる関節の負担が原因のこともあります。
整体では、ポキポキ音の「なぜ?」を解明しながら、根本改善を目指します。
✅ まとめ
原因 |
内容 |
心配度 |
---|---|---|
滑液の気泡 |
音だけなら基本OK |
★☆☆ |
腱・靭帯の引っかかり |
違和感なければOK |
★★☆ |
関節の摩耗・変形 |
痛みがあるなら要相談 |
★★★ |