【自律神経とは?】整え方を知らないと起こる不調とは?
【自律神経とは?】整え方を知らないと起こる不調とは?

自律神経
「病院では異常なし。でも体がつらい…」そんな経験はありませんか?
実はその体調不良、自律神経の乱れが原因かもしれません。
今回は整体の視点から「自律神経とは何か?」「乱れるとどうなるのか?」「どう整えていけばいいのか?」を、分かりやすく解説します。
■ 自律神経とは?あなたの体を24時間守っている“見えない指令塔”
自律神経とは、私たちの体を無意識にコントロールしてくれている神経のこと。呼吸、心拍、血流、消化、体温調節など、生きるうえで欠かせない働きを「自動」で行っています。
この自律神経には、2つの大きな役割があります。
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交感神経:活動・緊張モード(昼間、ストレス時に優位)
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副交感神経:休息・回復モード(夜間、リラックス時に優位)
この2つの神経がバランスよく働いていれば、心も体も健康に保たれます。
しかし、日常生活のストレスや生活習慣の乱れなどによって、このバランスが崩れると、さまざまな不調が現れてしまうのです。
■ 自律神経が乱れると起こる“意外な”不調たち
自律神経の乱れによって、以下のような症状が出ることがあります。
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朝スッキリ起きられない
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めまいや立ちくらみ
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動悸・息苦しさ
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胃もたれや便秘・下痢
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イライラや不安感
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慢性的な疲れ・倦怠感
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不眠や眠りが浅い
こうした不調は検査をしても「異常なし」と言われることが多く、「年のせい」「気のせい」と片付けられてしまいがちです。
でも、原因ははっきりしています。それが自律神経の乱れです。
では、どうすればこの神経のバランスを整えられるのでしょうか?
■ 整体でできる、自律神経の整え方とは?
整体では、自律神経の乱れに対して以下のようなアプローチを行います。
① 背骨や骨盤の調整
自律神経は背骨の周囲を通っています。猫背や反り腰、骨盤のゆがみがあると神経に負担がかかり、機能が低下します。
整体では背骨や骨盤をやさしく整えることで、神経の通り道をスムーズにします。
② 呼吸の改善
ストレスが続くと呼吸が浅くなり、交感神経が優位な状態が続きます。
施術では横隔膜まわりをゆるめ、深く呼吸できる体に導きます。
それだけで副交感神経が働きやすくなり、リラックスしやすくなるのです。
③ 自律神経を整える“安心感”の提供
不安や緊張は自律神経にとって大敵。
整体の施術では、やさしい手技やリズム、落ち着いた空間を通じて、副交感神経を優位にする「安心感」を体に届けていきます。
■ 自律神経を整えるために今日からできること
整体に通うだけでなく、日常生活の中でも自律神経を整えるヒントはたくさんあります。
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毎朝同じ時間に起きる(リズムを作る)
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寝る前にスマホを見ない(光で交感神経が刺激される)
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ぬるめのお風呂でリラックス(副交感神経を高める)
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深呼吸や軽いストレッチ(身体と心の緊張をゆるめる)
「自分の生活に、少し“余白”をつくる」ことが、自律神経にはとても大切です。
■ まとめ:自律神経は“整えることができる”
自律神経は、自分の努力ではどうにもならない…と思われがちですが、実は整える方法はたくさんあります。
整体はそのための有効な手段の一つ。体のゆがみを整え、呼吸を整え、そして心を落ち着かせることで、あなたの自律神経はゆっくりと本来のバランスを取り戻していきます。
「年のせいかも…」と諦める前に、ぜひ一度、自律神経の乱れと向き合ってみてください。