【警告】“浄化”で治る腰痛なんて存在しない!腰痛改善は「構造」から見るべき
【警告】“浄化”で治る腰痛なんて存在しない!腰痛改善は「構造」から見るべき

浄化
「浄化」で腰痛が治ると言われた…でも本当に治るの?
腰痛に悩んでいる方の中には、「この腰痛は体のエネルギーが滞っているから」「浄化すれば良くなる」といったアドバイスを受けた経験がある方もいらっしゃるかもしれません。スピリチュアル的な考え方や浄化セッションに一時的な安心感を覚えることはあるでしょう。
ですが、残念ながら結論から言えば――
腰痛が「浄化」で本質的に治ることはありません。
SNSで有名な方のビフォーアフター画像も変化はほとんど感じません。
ではなぜ、実際に「浄化を受けたら軽くなった気がする」「痛みが和らいだような気がする」といった声があるのでしょうか?
その正体は、多くの場合「プラセボ効果(偽薬効果)」です。
プラセボ効果とは?そのメカニズムと限界
プラセボ効果とは、「これは効く」と思い込むことで、実際に症状が一時的に軽減されたり、良くなったように感じる現象のことを指します。
たとえば、糖分の入っていない錠剤を「痛み止めです」と言って飲ませたところ、実際に痛みが和らぐ人が出る――これが典型的な例です。
「浄化」も、同じ仕組みで「きっとよくなる」と強く思い込むことで、脳が安心し、痛みに対する感受性が一時的に下がることがあります。
しかしこれは一時的な反応に過ぎません。身体の構造や筋肉のバランス、神経の圧迫などが原因で起こっている腰痛や坐骨神経痛は、プラセボ効果だけで完治することはあり得ないのです。
腰痛の根本原因は「構造」と「使い方」にある
私たち整体師が日々向き合っている腰痛の多くは、身体の使い方のクセ、骨盤や背骨の歪み、筋肉の緊張、関節の可動性の低下、神経の圧迫といった“構造的な問題”から発生しています。
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長年の姿勢の崩れ
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筋力の低下
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生活習慣による動作のクセ
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歩き方や座り方のアンバランス
これらを無視して、「浄化で整える」という曖昧なアプローチに頼っていては、むしろ改善が遅れるリスクがあります。
本当に腰痛を改善したいなら、やるべきことは1つ
腰痛の根本改善に必要なのは、エネルギーの浄化ではなく、身体の構造の調整です。
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骨格の歪みを整える
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筋肉のバランスを正常化する
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正しい身体の使い方を身につける
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血流や神経の通り道を確保する
これらを一つひとつ丁寧に行っていくことで、初めて「再発しない身体」が作られていくのです。
【まとめ】「浄化」はあくまで思い込み。信じるべきは体の声と科学的な根拠
「浄化すれば腰痛は治る」――そう思いたくなる気持ちはわかります。ですが、それはプラセボ効果による一時的な安堵に過ぎません。
身体は正直です。不調には必ず原因があります。
その原因を、構造・動作・習慣の視点から丁寧に見直し、改善していくことが、あなたの腰痛を本当の意味で解決する唯一の道です。
どうか、「浄化」という曖昧な言葉に振り回されず、あなたの身体としっかり向き合ってください。