【腰を施術しても改善しない理由】それは“股関節”が固まっているからだった!
【腰を施術しても改善しない理由】それは“股関節”が固まっているからだった!

股関節
「整形外科で腰の検査をしても異常なし。でも、腰が痛いままなんです」
「整体やマッサージでその場では楽になるけど、すぐ元に戻ってしまう…」
こんなふうに、何度も腰を治療しているのに腰痛が再発するという方、実はとても多いです。
そしてその原因が、「腰」ではなく「股関節」にある場合が少なくありません。
実は腰よりも大事な“股関節”の役割
股関節は、体の中で最も大きな関節であり、骨盤と太ももの骨(大腿骨)をつなぐ非常に重要なパーツです。日常の動作、例えば「立ち上がる」「歩く」「座る」「しゃがむ」など、すべてに関わっています。
しかし現代人は、長時間のデスクワークや運動不足によって、股関節が硬くなりがち。
すると、どうなるかというと…本来股関節が担うべき動きを腰が代わりに引き受けてしまい、結果として腰に過剰な負担がかかるのです。
股関節の固さが引き起こす腰痛のメカニズム
たとえば、立ち上がるときや階段の上り下りで腰が痛む方。これは、本来なら股関節を使って動くべき動作を、腰が無理やりカバーしているサインです。
股関節が固くなると骨盤が動かず、腰椎(腰の骨)の可動域が偏ります。その結果…
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腰椎が過剰に動いて椎間板が圧迫される
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背骨のS字カーブが崩れて負荷が分散されない
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筋肉が常に緊張状態になり、血流が悪化
こうした状態が続くことで、慢性的な腰痛やギックリ腰、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症へとつながっていくのです。
放っておくとどうなる?股関節の固さによるリスク
特に注意したいのが、中高年以降の方。年齢とともに筋肉や関節の柔軟性は低下しやすく、股関節が固いままで放置すると、次のようなリスクがあります。
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骨盤の歪みが進行し、左右の脚の長さが変わる
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歩行が不安定になり転倒の危険が増す
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寝たきりや介護リスクが高まる
つまり、「腰が痛い」という不調の陰には、「将来の生活の質」に関わる重大な問題が隠れているかもしれないのです。
当院のアプローチ:股関節から腰痛を解消
当院では、まず股関節の可動域を丁寧にチェックします。
股関節がどれくらい動いているか、左右差がないか、骨盤の傾きはどうかなどを確認し、状態に応じて整体やストレッチを組み合わせた施術を行います。
力まかせにボキボキしない、ソフトな調整でご年配の方でも安心して受けられるのが特徴です。
さらに、再発を防ぐために…
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股関節を柔らかく保つ体操
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正しい座り方・歩き方の指導
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自宅でできるストレッチ指導
など、日常生活の改善にも力を入れています。
まとめ:腰だけを診ていても治らない理由
何度治療しても腰痛がぶり返す…。それは「股関節が固まっている」ことが原因かもしれません。
「腰が痛い=腰が悪い」と思いがちですが、本当の原因はもっと深いところにあることが多いのです。
腰ばかりを治療しても、根本原因にアプローチできていなければ、また同じ痛みを繰り返すだけ。
「腰痛の本当の原因を知りたい」
「もう痛みに振り回される生活から抜け出したい」
そんな方は、一度股関節のチェックを受けてみてください。あなたの腰痛解消の糸口が、そこに隠れているかもしれません。