【膝が悪いと思ったら背骨だった!?】その意外な原因と対策

2025.06.03

【膝が悪いと思ったら背骨だった!?】その意外な原因と対策

膝痛

膝痛

 

「最近、膝が痛くて正座がつらい」「階段を降りるときにズキッとする」

こうした膝の痛みを年齢や運動不足のせいだと思っていませんか?

実は、その膝痛、原因は“膝”ではなく“背骨”にある可能性があるのです。

当院にも「整形外科で膝に異常なしと言われたのに、痛みが続く」という方が多く来院されます。そのほとんどに共通していたのが、“脊柱のゆがみ”でした。

 

驚きの事実:膝の痛み、42%が背骨のゆがみ由来!?

日本整形外科学会が行った2019年の調査によると、膝痛を訴える高齢者のうち、実に42%が「膝以外」に原因があると報告されています。

中でも多かったのが「脊柱」、つまり背骨の問題です。

人間の体は、背骨を中心にバランスを保っています。猫背や反り腰など、背骨が正しい位置からずれると、骨盤や股関節の動きにも影響し、最終的に膝に過剰な負荷がかかるようになります。

これは例えるなら、建物の柱が傾いている状態と同じです。柱(=背骨)が傾けば、床(=骨盤)も斜めになり、その上にある家具(=膝や足)も不安定になります。結果として、膝関節に過剰なストレスが加わり、痛みを引き起こすのです。

 

リスク:膝だけ治療しても意味がない!?

よくあるのが、「膝が痛いから」といって膝に湿布を貼ったり、サポーターを巻いたり、膝だけをマッサージするケースです。しかし、これはあくまで“対症療法”に過ぎません。

原因が背骨にある場合、膝だけをケアしても一時的にしか改善せず、すぐに再発することが多いのです。

また、痛みを我慢して歩き続けることで、関節がすり減り、変形性膝関節症へと進行するリスクも高まります。

さらに厚生労働省の発表では、膝の痛みを長期間放置した高齢者は、要介護になる確率が2.3倍高いというデータも報告されています。

つまり、膝痛の影にある背骨のゆがみを無視すると、将来的な生活の質(QOL)にも大きな影響を与える可能性があるのです。

 

整体で背骨から整えると膝もラクに!

では、どうすれば膝の痛みを根本から改善できるのでしょうか?

当院では、膝痛を訴える患者さまに対して、まず「背骨の状態」を詳しくチェックします。姿勢・動作・筋肉のバランスを確認し、脊柱に歪みやねじれがないかを評価します。

背骨の歪みを整えることで、骨盤や股関節の動きが改善され、結果として膝への負担も軽減されます。

実際に当院では、膝痛で来院された方の約60%が、脊柱の調整だけで痛みが大幅に軽減したという臨床データもあります。

また、施術後は「階段がスムーズに降りられた」「正座ができるようになった」など、多くの方が体の変化を実感されています。

 

最後に:膝痛の陰に“背骨あり”。まずは全身を見直そう

膝の痛みがあると、多くの人は“膝そのもの”に原因があると思いがちです。しかし、実際には“背骨”に原因が潜んでいることが少なくありません。

どんなに膝を治療しても、背骨がゆがんでいれば再発は避けられません。

だからこそ、「膝痛がなかなか良くならない」「再発を繰り返している」そんな方は、一度“背骨のゆがみ”をチェックしてみることをおすすめします。

あなたの膝が、また軽やかに動き出すその日まで、私が全力でサポートいたします。