【柔道整復師=国家資格!?】あなたの身体を預けて大丈夫?驚きの真実とリスク
【柔道整復師=国家資格!?】あなたの身体を預けて大丈夫?驚きの真実とリスク

柔道整復師
あなたは「整骨院」「接骨院」という看板を見かけたことがありますか?これらの施設で施術を行っているのが柔道整復師です。あまり知られていませんが、実はこの柔道整復師は国家資格保有者なのです。
国家資格の正体とは?
柔道整復師とは、厚生労働省が認めた国家資格で、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷といった「外傷」に対して医療類似行為を行える唯一の専門職です。しかも、これらの症状に対して健康保険が適用されるというのも大きな特徴です。
柔道整復師になるためには、文部科学省や厚生労働省の認可を受けた養成校に3年以上通学し、解剖学・生理学・運動学・整形外科学などの厳しいカリキュラムを修了しなければなりません。さらに国家試験を合格しなければならず、取得は簡単ではありません。
2023年時点での登録者数は約71,000人。一見多く見えますが、他の医療系国家資格に比べると非常に少ない数で、専門性の高い技術職であることがわかります。
驚くべき役割と誤解
柔道整復師は「手技療法」を中心に、レントゲンや投薬に頼らず自然治癒力を引き出す施術を行います。骨折や脱臼の整復(位置を元に戻す処置)を、医師の指示があれば外科手術なしで行うことも可能です。
しかし、整体師やカイロプラクターとの違いが一般の方には伝わりにくく、柔道整復師も「民間資格の一つ」だと思われがちです。この誤解が、多くの患者さんの判断を誤らせる原因になっています。
リスクもある!?注意すべき点とは
ここまで聞くと「国家資格なら安心だ」と思われるかもしれません。ですが、すべての整骨院が安心なわけではありません。
まずひとつは、保険診療の不正請求問題です。一部の整骨院では、慢性腰痛や肩こりなど保険適用外の症状にも関わらず、無理やり保険を使って請求しているケースがあります。実際、厚生労働省からも何度も注意喚起が出されています。
さらに、柔道整復師は「内科的な疾患」や「神経系の重篤な病気」には対応できません。たとえば、しびれの原因が糖尿病やヘルニア由来であった場合、手技だけでは改善しないどころか、見過ごされて悪化するリスクもあるのです。
安心できる整骨院の見分け方
では、どうすれば安心して施術を受けられるのでしょうか?それは以下の3つのポイントをチェックすることです。
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初回カウンセリングが丁寧か?
→状態を詳しくヒアリングし、原因を解説してくれるかがカギです。
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施術方針の説明が明確か?
→「どのくらいで良くなるか」「どのように進めるか」を具体的に話してくれる院は信頼できます。
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口コミやGoogleレビューの評価が高いか?
→実際の患者さんの声は、何よりも信頼できる情報源です。
また、通院計画が詳しく説明される(姿勢分析・現状把握など)院は、根拠に基づいている可能性が高いため、安心材料の一つになります。
まとめ
柔道整復師は国家に認められた信頼できる専門職ですが、その存在や制度を知らずに整骨院を選んでしまうと、誤った施術や不正トラブルに巻き込まれるリスクもゼロではありません。
逆に、正しい知識と情報をもとに整骨院を選ぶことで、あなたの体はもっと早く・もっと安全に回復の道を歩めるのです。
あなたの身体を誰に預けるか。その選択が、未来の健康を左右します。