【その腰痛、原因は“脊椎のゆがみ”？】〜85%が原因不明とされる痛みの真実〜

2025.06.15

脊椎のゆがみ

「腰が痛い」「足がしびれる」「長く歩けない」──こうした悩みで整形外科や整骨院に通っている方は少なくありません。しかし、レントゲンやMRIを受けても「特に異常はありません」「様子を見ましょう」と言われるケースが非常に多いのです。

実は、腰痛の85%以上は「非特異的腰痛」といって、明確な画像診断による原因が特定できないとされています（厚生労働省・日本整形外科学会）。

では、本当に原因は「不明」なのでしょうか？

実は、近年の研究や臨床現場では、脊椎（背骨）のゆがみや可動性の低下（機能障害）が、こうした原因不明の痛みに関与しているケースが非常に多いことが分かってきました。

例えば、第4〜第5腰椎（L4・L5）や仙骨との間にある仙腸関節の微細なズレが起こると、神経根が刺激され、腰痛や坐骨神経痛のような症状が出ることがあります。しかし、こうした小さなズレは画像では映らないため、見落とされてしまうのです。

正常な脊椎は、首から腰にかけてゆるやかなS字カーブを描いています。このカーブは、重力や動作による衝撃を分散する「クッション」の役割を果たしています。

ところが、このS字が崩れてしまうと、衝撃の緩衝機能が働かず、腰椎や椎間板にかかる負担が増大します。

たとえばある調査では、前かがみ姿勢になると椎間板に約2.5〜3倍の圧力がかかるとされており、体重60kgの人であれば、腰に180kg以上の負荷が加わる計算になります。さらに、重い荷物を持ち上げるときなどは、最大で体重の6倍以上の力が椎間板にかかることもあります。

こうした負担が日常的に蓄積されていくと、椎間板の変性や筋肉の過緊張、血流の悪化を引き起こし、痛みの原因になるのです。

では、この“原因不明”とされる腰痛に対して、どのようなアプローチがあるのでしょうか？

当院では、「脊椎アライメント調整」という整体技術を用い、背骨のバランスと関節の可動性を正常な状態に戻していきます。

・S字カーブの再構築

・椎間関節や仙腸関節の機能改善

・周辺筋肉と靭帯のバランス調整

これらを一つひとつ丁寧に整えていくことで、神経への圧迫を軽減し、自然治癒力が発揮されやすい身体環境をつくります。

事実、当院で「脊椎の機能障害」を改善する施術を受けた患者さまのうち、約78%が初回の施術で痛みの軽減を実感され、3〜5回の施術で日常生活に支障がないレベルまで回復される方が多いです。

「骨に異常はない」「薬で様子を見ましょう」と言われて、不安になったことがある方もいらっしゃるかもしれません。けれど、画像では写らない“機能の問題”は、手技療法で改善できる可能性が高いのです。

痛みには必ず理由があります。だからこそ、「原因がわからないから仕方ない」と諦める前に、一度“脊椎のゆがみ”や“機能障害”に目を向けてみてください。

あなたの痛みの根本原因、実は背骨から来ているかもしれません。