【痛みの正体は4種類ある】あなたの痛み、実はまったく違う原因かもしれません

2025.06.16

【痛みの正体は4種類ある】あなたの痛み、実はまったく違う原因かもしれません

痛みの種類

痛みの種類

 

「長年、腰痛に悩まされているけれど、湿布や薬が効かない…」

「治療を続けているのに、なかなか痛みが改善しない…」

こうした悩みを抱えている方に共通しているのは、「痛みの正体を正しく理解していない」ということです。

痛みには、実は医学的に明確な種類があるのをご存じでしょうか?

 

■驚きの事実:痛みは“4種類”に分類されている

痛みはすべて同じように感じるかもしれませんが、医学的には4つの種類に分けられます。それぞれ原因もアプローチ方法も異なるため、適切な対応をしなければかえって悪化する可能性もあるのです。

① 侵害受容性疼痛(しんがいじゅようせいとうつう)

打撲や捻挫、骨折などによって身体の組織が傷ついたときに起こる、最も一般的な痛みです。炎症性の痛みや筋肉の緊張によるものも含まれます。

② 神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)

ヘルニアや坐骨神経痛など、神経が圧迫・損傷されて起こる痛みです。しびれやビリビリといった特徴的な症状を伴います。薬が効きにくく、誤った施術で悪化する例も少なくありません。

③ 心因性疼痛(しんいんせいとうつう)

精神的ストレスや不安から脳が痛みを感じるタイプです。身体に明確な異常がないのに「痛み」を感じ続けることがあり、**「どこに行っても原因が見つからない痛み」**の多くはこれに該当します。

④ 混合性疼痛(こんごうせいとうつう)

上記の痛みが複合的に絡み合ったものです。近年増加傾向にあり、特に**慢性痛の60~80%**がこの混合性と言われています(出典:日本ペインクリニック学会)。

 

■放置によるリスク:「痛みは脳に記憶される」

痛みの種類を間違えたまま施術や薬物治療を続けると、痛みが“記憶化”されてしまう危険があります。

これは脳の「扁桃体」や「前帯状皮質」が関係しており、損傷が治った後も脳が痛みを再生してしまう状態になるのです。

これを「慢性疼痛」といい、日本人の約15%(約2,000万人)が慢性的な痛みに苦しんでいるとされています(厚生労働省・慢性の痛み実態調査 2021年)。

さらに、慢性疼痛患者の約3割がうつ状態を併発しているというデータもあり、身体だけでなく心の健康にも悪影響を与える深刻な問題です。

 

■安心感を与える整体のアプローチ

当院では、初回の段階で「痛みの種類」を見極めることを最重視しています。表面的な症状ではなく、全身の状態や神経・心理面まで含めた「総合評価」を行います。

施術内容は痛みの種類により変わります:

  • 侵害受容性疼痛 → 炎症除去・関節調整・筋膜リリース

  • 神経障害性疼痛 → 骨格矯正・神経圧迫の解放・姿勢改善

  • 心因性疼痛 → 自律神経調整・心理面サポート

  • 混合性疼痛 → 多角的な施術と生活習慣のトータル改善

これにより、根本的に痛みの“原因”を取り除くことが可能になります。

 

■まとめ:正しく知れば、痛みは怖くない

あなたの痛みは「どの種類」でしょうか?

同じ腰痛でも、原因によってアプローチは180度異なります。

「痛みは4種類ある」この基本的な事実を知ることで、あなたの身体の悩みはきっと希望に変わります

何年も悩んだその痛み、“正しい理解”が改善の第一歩になるのです。