【脊柱管狭窄症は“歳のせい”ではない!?】放置で歩けなくなる本当の理由
【脊柱管狭窄症は“歳のせい”ではない!?】放置で歩けなくなる本当の理由

脊柱管狭窄症
「この腰の痛みも足のしびれも、年のせいだから仕方ない」
そう思って、我慢していませんか?
それ、実は大きな誤解かもしれません。
脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)は、確かに加齢とともに増えますが、「歳を取ったから=痛くなる」わけではないのです。
■脊柱管狭窄症とは何か?
脊柱管とは、背骨の中心にある神経の通り道。加齢や姿勢の崩れ、骨や靭帯の肥厚によってこの通り道が狭くなり、神経が圧迫されると、腰の痛みや足のしびれ・脱力感が出るようになります。
特に「立つ」「歩く」で症状が悪化し、「前かがみで休むとラクになる」のが特徴的です。これを間欠性跛行(かんけつせいはこう)といいます。
■驚きの事実:高齢者の80%に狭窄が見つかるのに痛みがない?
実は、画像検査で脊柱管の狭窄が見られる高齢者は約80%。
ところが、そのうち実際に痛みやしびれを感じている人は30%未満というデータ(日本整形外科学会)があります。
つまり、「脊柱管が狭いこと」=「痛い」ではないのです。
本当の原因は、神経の過敏化と、身体のバランスの崩れによる負荷の積み重ねにあります。
■放置のリスク:歩けなくなる未来
「少しのしびれくらい我慢できる」
そう思って放っておくと、やがて歩くことすら困難になってしまうリスクがあります。
脊柱管狭窄症が進行すると、間欠性跛行がひどくなり、数分歩くたびに休まなければならない状態に。やがて、足に力が入らない・転びやすい・排尿障害といった重度の神経症状につながることも。
手術が必要なケースもありますが、高齢者では術後の回復が遅くなることや、日常生活への影響も考慮が必要です。
■整体の見地から:原因は“狭窄”ではなく“ゆがみ”と“癒着”
整体の視点では、仙腸関節や骨盤・背骨の連動の乱れが脊柱管への負担を増大させていると考えます。
特に多くの方が「股関節の硬さ」「骨盤の前傾・後傾」「姿勢の崩れ」によって、腰椎(特にL4-L5)に過度の圧がかかっているのです。
整体では、こうした構造的な問題を見極め、骨格の調整・筋膜のリリース・動作改善を通じて、神経の圧迫を軽減します。
■安心感:歳のせいじゃない。改善の余地はある
「もう歳だから」「手術しかないと言われた」
そんな言葉に縛られなくて大丈夫です。
脊柱管狭窄症は、正しいアプローチをすれば進行を食い止めることも、改善することも可能です。
整体では、薬や手術に頼らず、身体本来の動きや機能を取り戻すことを目指します。
どんな小さな不調も、身体のSOSかもしれません。
諦めずに、まずは今の自分の状態を知ることから始めてみてください。
▶まとめ
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脊柱管狭窄症の痛みは“歳のせい”とは限らない
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痛みの正体は神経の過敏化と身体のゆがみ
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放置すれば歩行困難や排尿障害に進行する恐れあり
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整体は身体の構造的なゆがみを整えて神経の圧迫を軽減
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手術以外の方法で改善した例も多数。早めの対応が鍵