【原因不明の痛みの正体?】“サイレント神経”があなたの不調のカギかもしれません

2025.06.30

【原因不明の痛みの正体?】“サイレント神経”があなたの不調のカギかもしれません

神経細胞

神経細胞

 

「どこに行っても原因がわからない痛みがある」

「レントゲンもMRIも異常なし。でもつらい」

そんな声を多く耳にします。

実は、こうした“見えない痛み”の背後に潜む存在がいます。

それが 「サイレントアフェレントニューロン(Silent Afferent Neurons)」と呼ばれる神経です。

 

サイレントアフェレントニューロンってなに?

通常、体の痛みは「感覚神経(アフェレントニューロン)」がキャッチして脳に伝わります。

ところが、サイレントアフェレントニューロンは普段は沈黙している神経で、外からの強い刺激や炎症が起きたときに“突然スイッチが入って”活動を始めるのです。

つまり、健康な状態では何も感じません。

でも、筋肉や関節に炎症や歪みがあると急に目覚め、強い痛みや不快感を生むことがあるのです。

 

なぜ厄介なのか?

この神経が厄介なのは、「目には見えない」ことです。

  • レントゲンやMRIでは映らない

  • 筋肉や関節の構造が正常に見えても、神経は静かに“暴れている”

  • 一度スイッチが入ると、慢性化しやすい

さらに、サイレント神経は脊髄を通じて他の部位にも影響を及ぼすため、「痛みの場所と原因の場所が一致しない」という現象も起きます。

たとえば…

  • 腰に問題があるのに、足がピリピリする

  • 首のゆがみから、手や背中が重だるい

といった症状が出ることも。

 

痛み止めでは改善しにくい理由

サイレントアフェレントニューロンが関与している場合、通常の鎮痛薬では十分な効果が出ないことが多いのが現実です。

なぜなら、この神経の活性は

  • 組織の圧力

  • 炎症性物質の拡散

  • 筋膜や関節のゆがみ

など、物理的・構造的要因によって持続的に刺激されているため、薬での一時的な鎮静では根本解決にならないのです。

 

整体でできるアプローチとは?

当院では、この“サイレント神経”による痛みに対し、神経を直接的に刺激しない、ソフトかつ科学的な整体施術を行っています。

  • 筋膜や筋肉の緊張を緩めて圧迫刺激を取り除く

  • 骨格のゆがみを整え、神経の通り道を正常化

  • 自律神経を整えて、過敏な神経を鎮静化

これらのアプローチにより、サイレントアフェレントニューロンの過剰な興奮を抑えることが可能です。

実際に、当院で慢性的な首・腰・肩の痛みでお悩みだった方のうち、約8割が3〜5回の施術で症状の軽減を実感されています。

 

結論:静かな神経に耳を傾けて

あなたの痛みや不調の原因が、「ただのコリ」ではなく、

“目覚めたサイレント神経”による信号の過剰送信かもしれません。

痛みの“見える化”が難しい時代だからこそ、身体全体を診て、神経・筋膜・関節の関係性から整える整体の役割が大きくなっています。

「もう治らない」とあきらめる前に、一度ご相談ください。

あなたの体の“声なき声”に耳を傾けます。