【本当は怖い朝の首の激痛…】それ「ただの寝違え」ではない可能性も!放置リスクと整体的アプローチ

2025.07.09

【本当は怖い朝の首の激痛…】それ「ただの寝違え」ではない可能性も!放置リスクと整体的アプローチ

寝違え

寝違え

 

朝起きた瞬間、「あれ?首が回らない…」という経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか。

いわゆる「寝違え」。

一晩寝れば治るだろう、湿布でも貼っておけば…と軽視していませんか?

しかし、その“ただの寝違え”が、重大な身体の異常サインである場合もあるのです。

 

■ 実は怖い「寝違え」の正体

寝違えは、医学的には「急性疼痛性頚部拘縮」と呼ばれ、筋肉の炎症や頚椎(首の骨)周辺の関節の機能障害によって起こります。

一般的には、無理な寝姿勢で筋肉が緊張した状態が続くことが原因とされますが、実際にはそれだけではありません。

頚椎の微細なズレや椎間関節の可動制限、神経伝達の乱れなど、より深い構造的な問題が関係していることが多いのです。

ある調査では、寝違えを訴えて整形外科を受診した人の約60%が、画像検査では異常なしという結果が出ています。

これは、X線やMRIでは見えない「関節機能不全」や「神経の興奮状態」が原因になっていることを意味します。

 

■ 放置すると、どうなるのか?

「放っておけば治る」と思っていると、実は逆効果。

寝違えを放置することで…

  • 肩こりや首こりが慢性化

  • 頭痛や目の疲れが頻発

  • 首〜腕へのしびれ・感覚異常

  • 自律神経の乱れ(不眠・イライラ)

といった二次的な問題を引き起こすことがあるのです。

特に40代以降では、首の可動域の低下や椎間板の変性が進みやすく、回復力も低下しています。

寝違えが「クセになる」という方は、すでに身体の深部で問題が進行している可能性が高いといえるでしょう。

 

■ 整体的な見解:首だけではなく「全身の問題」

当院では、寝違えを単に「首の問題」とは捉えません。

ポイントは、「連動性」。

実際には、

  • 背骨(特に胸椎)の硬さ

  • 肩甲骨の可動域の低下

  • 骨盤の傾きやズレ

といった、全身のバランスの崩れが、結果として首に負担をかけているのです。

たとえば、猫背や巻き肩の姿勢では、頚椎の自然なカーブ(前弯)が崩れ、筋肉が常に緊張しやすい状態になります。

こうした背景にアプローチすることで、首を無理に触らずとも、1〜2回の施術で可動域が回復し、痛みが軽減するケースも多く見られます。

 

■ 安心していただきたいこと

「寝違えなんて、いつものこと」

「そのうち治るから…」

そう思って放置してしまう方が非常に多いですが、それは身体からの「危険信号」を無視していることになります。

逆に言えば、寝違えは「体のゆがみを整えるチャンス」です。

再発を防ぎ、首だけでなく全身のコンディションを整える第一歩にもなるのです。

「またやってしまった…」と感じた時こそ、整体的なケアを検討してみてください。

専門家の視点から、あなたの身体に合った根本改善の方法をご提案いたします。

 

▶まとめ

  • 寝違えは筋肉の問題だけでなく、関節や神経系の異常が関係している

  • 放置することで慢性化・再発・自律神経の乱れにつながる

  • 整体では全身の連動性を整えることで根本から改善可能

  • 早期の対処で再発防止と体調管理にもつながる

「たかが寝違え」ではなく、「されど寝違え」。

あなたの健康を守るための、大切なサインかもしれません。