【腰が痛いのは“骨が折れてる”から?】知られざる“分離症”の真実
【腰が痛いのは“骨が折れてる”から?】知られざる“分離症”の真実

人体模型
「ただの腰痛」と思っていたら…
あなたの腰痛、実は“骨折”が原因かもしれません。
驚かれるかもしれませんが、特に10代〜40代で多い「腰椎分離症(ようついぶんりしょう)」は、背骨の一部が疲労骨折している状態です。レントゲンで見つかるまで気づかれず、長期間放置されることも多いのが現実です。
特にスポーツ経験のある方は要注意。走る・跳ぶ・反るという動作を繰り返すことで、知らず知らずのうちに背骨が傷んでしまっているのです。
見逃されがちな“分離症”の実態
日本整形外科学会によると、分離症の有病率は全人口の約5〜6%とされ、決して珍しい疾患ではありません。特に中学生〜高校生の男子スポーツ選手に多く、その発生率は30%を超えるとも報告されています。
しかもその多くは無症状のまま進行し、数年後に強い腰痛として現れたり、神経症状を引き起こすことも。
事実、大学病院の調査では、分離症を放置して「分離すべり症」に進行した人の70%以上が坐骨神経痛を訴えたというデータもあります。
つまり、「ただの腰痛」ではなく、放っておくと重症化するリスクのある疾患なのです。
痛み止めや湿布だけでは回復しない理由
分離症は「骨折」なので、湿布や痛み止めでは根本的に治りません。初期段階では、
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コルセットの装着
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安静にする
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痛みが引くまで運動を控える
といった保存療法が中心です。
しかし、これだけでは骨の癒合を促す環境が整っていないため、骨がつかずに症状が長引いたり、再発したりするケースも多いのです。
整体から見た“根本改善”のカギ
分離症が起こる背景には、「背骨だけの問題」ではなく、骨盤や股関節の歪み・筋肉のアンバランスが深く関わっています。
当院の整体では、以下の3つの視点から施術を行います。
① 骨盤と股関節のアライメント調整
骨盤が前傾・後傾していると、背骨に過剰な負担がかかります。これを整えることで、腰椎の圧迫を軽減します。
② 腰回りの深層筋(インナーマッスル)の機能回復
特に腸腰筋・多裂筋・腹横筋などを的確に活性化させることで、背骨を内側から支える力を高めます。
③ 神経圧迫を防ぐ姿勢と動作の再教育
日常の姿勢や歩き方にも、症状の進行に影響があります。整体施術とともに、セルフケアや生活習慣の指導も丁寧に行います。
放っておく前に、まず“知る”ことから
「え?骨が折れてるの?怖い…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
でもご安心ください。分離症は早期発見と正しい施術があれば、症状の悪化を防ぎ、快適な生活を取り戻すことが可能です。
特に整体では、手術や薬に頼らず、自然治癒力を高めながら再発しにくい身体づくりができます。
最後に:あなたの腰痛、それは“警告”かもしれません
腰に感じる違和感や、繰り返す痛み。それは身体からの「本当のサイン」かもしれません。
分離症は「ただの腰痛」ではありません。
気になる方は、まず専門家にご相談ください。
その一歩が、あなたの未来を守る鍵になります。