【都市伝説?】バレなきゃOKは完全な誤解
【都市伝説?】バレなきゃOKは完全な誤解

不正請求
SNSや口コミで「保険で肩こりもいけるよ」「週3で通ってるけど問題ない」という声を見たことはありませんか?
それ、非常に危険な認識です。
■ 厚労省の監査は年々強化
厚生労働省はここ数年、接骨院の療養費請求に対する監査を全国的に強化しています。
特に注視されているのは:
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慢性症状への不正な保険適用
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架空請求・水増し請求
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書類上の虚偽記載や白紙同意書の乱用
令和4年度には、3,200件以上の不正が発覚し、約12億円以上の返還命令が出されました。
■ リアルなケース:患者にも「責任」が問われた事例
ある40代男性は、長年の腰痛で近所の整骨院に週3回通っていました。施術内容は毎回同じで、特に問診もなく「今日はどこが痛いですか?」と聞かれる程度。すべて保険適用での対応でした。
ところが数か月後、保険者(健康保険組合)から「慢性症状に対する不適正請求があった」として、約12万円の返還を求められたのです。
整骨院にはすでに監査が入り、療養費返還の処分が下されていました。
患者本人は「保険が使えると言われたので従っただけ」と主張しましたが、保険証を提示して署名している以上、“同意した”とみなされるのが現実です。
■ 医学的見地:慢性症状には“別のアプローチ”を
慢性腰痛や肩こりの背景には、単なる筋肉疲労だけでなく、
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筋膜の癒着
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骨格や骨盤のゆがみ
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自律神経の乱れ
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内臓機能の低下
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睡眠・食事・ストレス要因
といった多角的な原因が複雑に絡み合っています。
これに対して、保険施術のような短時間・単一部位のアプローチでは限界があります。
整体では、検査→原因の特定→根本改善のための手技療法→生活指導まで含めて、体全体の状態を整えるのが目的です。
■ 安心して通うために:信頼できる院の見分け方
不正請求のリスクから自分を守るには、接骨院を選ぶ際の見極めポイントが重要です。
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✅ 初回にしっかり問診・原因説明がある
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✅ 保険適用の可否を明確に伝えてくれる
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✅ 慢性症状には「自費施術」の提案がある
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✅ 通院頻度・目的が明確に示される
こうした透明性を持った院こそ、安心して通える「信頼できる院」です。
■ まとめ:正しく使って、身体もお財布も守る
「知らなかった」では済まされない時代です。
安く済ませたい気持ちは理解できますが、本当に身体をよくするには“正しい知識と正しい選択”が欠かせません。
保険施術と自費施術の違いをしっかり理解し、あなたにとって最も効果的な方法で身体を整えていきましょう。
私たちはそのお手伝いができる、確かな知識と技術でサポートします。