【ビフォーアフター写真に騙されるな!】小顔矯正の“奇跡”の正体とは?

2025.08.08

【ビフォーアフター写真に騙されるな!】小顔矯正の“奇跡”の正体とは?

 

📸 驚きの事実:奇跡のビフォーアフター、その正体は「光と角度」

InstagramやGoogleマイビジネス、チラシなどでよく目にする「小顔矯正のビフォーアフター写真」。

「こんなに変わるなんてすごい!」「私もやってみたい!」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。

しかし整体師の目線から見ると、その“劇的な変化”の多くは、撮影テクニックによる錯覚であるケースが非常に多いのです。

たとえば:

  • 光の当て方を変える

  • 顔の角度を少し傾ける

  • 顎を引く or 出す

  • 髪型や前髪を整える

  • 表情を柔らかくする

たったこれだけで、同じ人が「まるで別人」のように小顔に見えるのです。

実際、ある美容系アプリ企業の研究によると、顔の角度を5度変えるだけで、フェイスラインの印象が18%も変化するとのデータもあります(※1)。

 

⚠️ 小顔矯正のリスク:効果を求めるあまり健康を害することも

小顔矯正に過剰な期待を抱くと、“変わらなかった時の落胆”や“危険な施術”に手を出すリスクが生まれます。

例えば、無資格者が行う強引な矯正で以下のようなトラブルが報告されています:

  • 顎関節症の悪化

  • 顔面神経の圧迫によるしびれ

  • 頭痛・めまい・耳鳴り

  • 首・肩の筋肉痛や張り

厚生労働省の報告によると、美容目的の無資格施術による健康被害の相談は、年間1200件以上にものぼります(※2)。

見た目の変化を短時間で得ようとすることで、健康を損ねてしまっては本末転倒です。

 

🧠 医学的・整体的見地:小顔は“戻す”ものであり“作る”ものではない

整体の観点から小顔矯正を考えると、「骨格を変える」のではなく「元の位置に戻す」ことが本質です。

人の骨格はそう簡単に動くものではありませんし、仮に数ミリ動いたとしても、それを固定する筋肉・靭帯・神経が元の状態に戻そうとする力が働きます。

つまり、継続的な変化を望むには、生活習慣そのものの改善が必要不可欠です。

たとえば:

  • 姿勢(猫背・巻き肩の改善)

  • 噛み癖・頬杖・睡眠姿勢の見直し

  • 呼吸の浅さの改善(横隔膜や首の筋肉の緊張を緩める)

これらを総合的に整えていくことで、顔に余計なむくみや緊張がなくなり、結果的に「小顔に見える」のです。

 

🌿 安心感の提供:本物の整体は“健康の先にある美”を大切にする

本当に信頼できる整体やサロンは、「たった1回で激変!」といった過剰な表現は使いません

なぜなら、体の仕組みを理解しているからです。

実際、当院でも「顔がスッキリした」「目が開きやすくなった」「頬のたるみが引き締まった」といったお声をいただくことはありますが、それは血流・神経・筋肉の状態が良くなった“結果”としての変化であり、それ自体が目的ではありません。

 

✅ まとめ:写真に騙されず、自分の体と向き合う選択を

「写真で見たような変化が自分にもあるかもしれない」

…そう思う気持ちはとても自然です。

しかし、ビフォーアフターの写真に惑わされず、自分の健康と丁寧に向き合うことこそが、美しさへの最短ルートです。

整体師として、健康な身体の土台の上にこそ、本当の小顔と美容が成り立つことを、ぜひ知っていただきたいと思います。