【知らないと危険！】整体院・マッサージ院・整骨院の違いと選び方

2025.08.28

治療院の違い

厚生労働省の「国民生活基礎調査（2022）」によると、日本人の約 4人に1人 が腰痛や肩こりを抱えています。その多くが施術を受けに整体院やマッサージ院、整骨院を訪れますが、実はこれらは似て非なるもの。知らずに選ぶと「改善どころか症状が悪化する」リスクさえあるのです。

整体は国家資格ではありませんが、骨格や筋肉、神経のバランスを整えることで慢性症状の改善を目指します。研究によれば、猫背などの姿勢不良が続くと 椎間板ヘルニアや頸椎症のリスクが約2倍 に高まることが判明。整体院ではこの歪みを正すことで、再発予防や日常生活の快適さを取り戻すサポートが可能です。

一方で、整体は医療行為ではないため、急性のケガや強い炎症には適応しません。正しい見極めが重要です。

あん摩マッサージ指圧師は国家資格者であり、医療リハビリや高齢者ケアにも活用されています。血流改善により肩こりやむくみ、麻痺の改善が期待できます。

しかし注意すべきは、急性炎症期には施術が逆効果 になる点。例えばぎっくり腰の直後に強いマッサージを受けると、かえって炎症が悪化するリスクがあります。また、保険適用を希望する場合は「医師の同意書」が必要となるため、事前確認を怠らないことが安心につながります。

整骨院は「柔道整復師」という国家資格者が運営し、捻挫・打撲・骨折・脱臼といった外傷に対応します。整形外科と同様に保険を利用できるケースもありますが、注意したいのは 慢性の肩こりや腰痛には保険が使えない という点です。

実際に、慢性症状を保険適用で施術してしまうと「不正請求」とされ、患者自身もトラブルに巻き込まれる可能性があります。

このように使い分けることで、無駄な通院や症状の悪化リスクを避け、効率的に回復できます。

整体院・マッサージ院・整骨院は「似ているようで全く違う存在」です。

目的に合わせて正しく選ぶことが、健康を取り戻す最短ルートです。

不安な方は、まず症状の状態を専門家に相談し、最適な場所を選んでください。

👉 正しい知識と選択が、あなたの未来の健康を守ります。