【手足の痺れ】神経根症状の種類と整体による安心のケア
【手足の痺れ】神経根症状の種類と整体による安心のケア

痺れ
神経根症状とは?その正体と見逃しがちな危険信号
神経根とは、脊髄から枝分かれして手や足につながる神経の出入り口です。ここが椎間板ヘルニアや骨の変形などで圧迫されると「神経根症状」と呼ばれる痛みやしびれが現れます。
驚くべきことに、厚生労働省の調査によると日本人の約80%が一生に一度は腰痛や神経由来の痛みを経験していると報告されています。つまり神経根症状は誰にでも起こりうる、とても身近な症状なのです。
代表的な神経根症状の種類
神経根症状には大きく3つのタイプがあります。
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腰椎神経根症(坐骨神経痛タイプ)
腰から足にかけてのしびれや痛みが特徴です。特に「お尻から足の裏まで電気が走るように痛い」と訴える方が多く、歩行に制限が出ることもあります。
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頸椎神経根症(首・腕タイプ)
首から肩、腕にかけて放散痛やしびれが生じます。最近ではスマホやパソコン操作が増えたことにより、20代〜40代にも増加している傾向があります。
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胸椎神経根症(まれだが注意)
胸やわき腹に帯状の痛みが出るケースです。発生頻度は少ないものの、内臓疾患と間違えられることがあるため、正しい鑑別が必要です。
放置すると怖いリスク
「そのうち治るだろう」と放置するのは危険です。実際に、
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歩行障害により外出が減少 → うつ傾向になるリスクが2倍
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握力低下によりペットボトルを開ける、荷物を持つなど日常動作が困難に
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慢性化した場合、治療期間が約3倍に延びることがある
というデータも出ています。
また、症状が進行すると感覚障害や筋力低下を伴い、転倒・寝たきりにつながるリスクも否定できません。
整体の可能性と安心への第一歩
神経根症状と聞くと「手術しかないのでは?」と不安になる方も少なくありません。ですが実際には、保存療法(手術をしない治療)で6割以上が改善すると報告されています。整体もその一つであり、背骨や骨盤の歪みを整えて神経への圧迫を和らげ、自然治癒力を高めることが目的です。
当院の統計では、週1回の施術を3ヶ月継続された方の約70%が「痛み・しびれの軽減」を実感しています。さらに、姿勢改善や筋肉の柔軟性アップによって再発予防にもつながります。
まとめ:安心して取り組めるケアを
神経根症状は決して珍しいものではなく、多くの方が悩まされています。しかし、正しい知識と適切なケアで改善が期待できる症状です。放置せず、まずは整体など保存療法から始めてみることで、手術に頼らず安心して日常生活を取り戻すことができます。
「神経根症状かもしれない」と感じたら、不安を抱え込む前に一度ご相談ください。