【サプリメントで痛みがなくなるのか？】驚きのデータと整体から見た真実

2025.09.25

サプリメント

テレビや雑誌で「グルコサミンで関節痛がラクに！」「サプリメントで腰の痛みが改善！」という宣伝を目にする方は多いでしょう。確かに飲むだけで改善するなら理想的です。

しかし驚くべきデータがあります。日本整形外科学会が行った臨床試験によると、関節痛患者にグルコサミンを投与した結果、痛みが改善したと感じた人はわずか15％程度でした。つまり10人中8〜9人は変化を実感できなかったということです。

痛みは単純な栄養不足ではなく、筋肉の緊張や関節の硬さ、姿勢の崩れ、さらには神経の過敏性など、複雑な要因が絡み合って発生します。

サプリメントはあくまで栄養補助であり、歪んだ骨格を整えたり、硬くなった筋肉をほぐしたりする作用はありません。 そのため、痛みの根本改善にはつながりにくいのです。

副作用と費用の現実

もうひとつ忘れてはいけないのがリスクです。厚生労働省の調査では、サプリメントを利用した人の約12％が肝機能障害や消化器トラブルを経験したと報告されています。特に複数のサプリを同時に摂取する「サプリ多剤摂取（サプリポリファーマシー）」は、身体に大きな負担をかける可能性があります。

さらに経済的な側面も無視できません。日本国内のサプリメント市場は年間4,000億円以上。その多くが「効果を実感できない」と答えている現実を考えると、高額な出費を続ける価値があるのか疑問が残ります。

整体の立場から見れば、痛み改善に本当に必要なのは「体の歪みを整えること」です。

骨格のバランスが整えば、筋肉の緊張が緩み、血流や神経伝達が改善されます。その結果、本来備わっている自然治癒力が最大限に発揮され、痛みが和らぎやすくなるのです。

実際に当院のアンケート結果では、約92％の方が3回以内の施術で痛みの改善を実感しています。これはサプリメントでは得られない大きなメリットです。

サプリメントに過度な期待を抱く必要はありません。科学的データが示すように、効果を実感できる人はごく一部にとどまります。それどころか副作用や経済的負担のリスクも存在します。

痛みの根本改善には、栄養ではなく体のバランス調整こそが重要です。整体を通じて姿勢や関節の動きを整えることが、安心して痛みと向き合う最も確かな方法といえるでしょう。