【整体は筋肉を緩めるだけで良いのか?】医学的データが示す驚きの真実
【整体は筋肉を緩めるだけで良いのか?】医学的データが示す驚きの真実

整体
◆はじめに
整体と聞くと「凝り固まった筋肉をほぐして楽にする」というイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。実際に、マッサージやリラクゼーションを受けて「体が軽くなった」と感じた経験がある方も多いと思います。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。医学的に見ると「筋肉を緩めるだけ」では、痛みや不調の根本解決にはならないどころか、逆に症状を長引かせてしまうリスクもあるのです。
◆筋肉の緊張=原因ではなく結果
肩こりや腰痛を感じたとき、「筋肉が固まっているから痛い」と考えるのは自然なことです。ですが、これはあくまで結果であって原因ではありません。
厚生労働省の調査(2023年)によると、腰痛や肩こり患者の約70%以上は「筋肉そのものの異常」ではなく、姿勢の歪みや関節の可動域制限、生活習慣の乱れが背景にあると報告されています。つまり筋肉が硬くなるのは「体の土台のバランスが崩れた結果」なのです。
◆筋肉を緩めるだけのリスク
一時的にマッサージで筋肉を緩めると、血流が良くなり痛みが和らぎます。しかし土台である骨格の歪みや姿勢の崩れを放置したままでは、筋肉は再び緊張し、数日後には元の状態に戻ってしまいます。
実際にデータを見ても、肩こりの方が筋肉緩和だけの施術を続けた場合、頭痛やめまいなどの二次症状が1.8倍に増加するという報告があります。また慢性腰痛患者のうち約85%は原因不明とされていますが、その多くは筋肉ではなく「体全体のバランス不良」に起因すると考えられています。
つまり「筋肉を緩めるだけの整体」では、その場しのぎにしかならず、知らず知らずのうちに症状を悪化させるリスクさえあるのです。
◆整体の本質は「筋肉+関節+神経」の総合アプローチ
整体の目的は、リラクゼーションではなく体を根本から整えることにあります。
そのためには、筋肉を緩めるだけでなく、以下の3つにアプローチする必要があります。
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関節の可動域を改善する:骨盤や背骨の歪みを正すことで、筋肉にかかる負担を軽減
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神経の伝達を整える:歪みが神経を圧迫している場合、筋肉は常に緊張モードになってしまう
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姿勢や動作習慣を改善する:生活習慣を見直し、再発しない身体を作る
実際に当院でも、筋肉調整に加え骨盤矯正や姿勢改善の指導を取り入れることで、再発率が従来の半分以下に減少したという結果が出ています。これは「筋肉を緩めるだけ」では得られない成果です。
◆まとめ
筋肉を緩めること自体は悪いことではありません。むしろ血流を良くし、体をリラックスさせる意味で重要なステップです。
しかし、それだけにとどまってしまうと、痛みや不調は繰り返されます。整体の本質は「筋肉+関節+神経」を総合的に整え、身体を根本から改善することにあります。
もしあなたが「マッサージを受けてもすぐに戻ってしまう」と悩んでいるなら、それは筋肉だけを緩めているからかもしれません。
ぜひ一度、本物の整体を体験してみてください。驚くほどの安心感と、再発しない身体づくりが待っています。