【驚きの事実】脊柱管狭窄症の手術、70〜80％が改善。でも残り3割は…？

2025.10.12

手術

腰や脚のしびれ、歩行困難をもたらす「脊柱管狭窄症」。

多くの方が最終手段として「手術」を検討されますが、実はその結果には“意外な現実”があります。

整形外科の報告によると、脊柱管狭窄症手術の改善率はおおよそ 70〜80％。

つまり、10人中2〜3人は「期待したほど良くならない」「症状が残る」という結果になるのです。

特に長期間神経が圧迫されていた方や高齢者では、神経の回復が追いつかず、しびれや脚の重さが続くこともあります。

腰椎の手術は年々安全になってきていますが、合併症リスクは依然として無視できません。

国内外の研究では、10.8％〜16.4％ の患者に手術合併症が生じたと報告されています。

（神経損傷、硬膜損傷、感染、血腫による神経圧迫など）

また、高齢者では骨粗鬆症や糖尿病などの併存疾患によって、回復が遅れる傾向があります。

「手術で痛みは減ったけど、しびれは残った」「歩けるけど不安定」といった声も多く聞かれます。

一度手術を受ければ一生安心、というわけではありません。

ある10年以上の追跡調査では、10年後に5.2％、15年後に7.5％が再手術を受けています。

これは、加齢や姿勢の崩れによって別の部位に再び狭窄が起こるケースがあるためです。

さらに、術後に筋肉バランスや骨格アライメントが崩れたまま放置されると、

再発リスクが高まることも分かっています。

脊柱管狭窄症の手術は「神経を圧迫している部分を取り除く」ものですが、

すでに神経がダメージを受けている場合、完全な回復は難しいのが現実です。

痛みは軽くなっても、

「足の感覚が鈍い」「長く歩くとしびれる」「力が入りにくい」

といった症状が残ることは珍しくありません。

これらは神経伝達の問題であり、メスではなく「体の使い方・姿勢・血流」で改善が期待できる部分です。

整体の視点から見ると、狭窄症の根本には 姿勢・筋膜の硬化・骨盤バランスの崩れ が大きく関わっています。

手術で骨を削っても、体の歪みや筋膜のねじれがそのままなら、

再び同じような圧迫が起こりやすいのです。

実際、当院でも「手術を勧められたけど整体で歩けるようになった」という方は少なくありません。

筋膜リリースや関節調整、神経モビライゼーションによって

神経への圧迫をやわらげ、自然回復力を引き出すことが可能です。

もちろん、手術が必要なケースもあります。

しかし、「手術しかない」と思い込む前に、

整体やリハビリなど体の機能を高める保存療法を試すことで、

多くの方が痛みの軽減・歩行改善を実感しています。

脊柱管狭窄症の手術には確かにメリットもありますが、

それは“体の回復力を整えた上での最終手段”として考えることが大切です。

焦らず、まずはあなたの体の可能性を引き出すことから始めてみましょう。

整体には、そのための大きな力があります。