【交感神経が優位になると姿勢が悪くなる?】整体師が解説する“自律神経と姿勢”の深い関係
【交感神経が優位になると姿勢が悪くなる?】整体師が解説する“自律神経と姿勢”の深い関係

自律神経
「気づいたら猫背になっている」
「肩や首がいつも緊張している」
「リラックスできない」
そんな人は、交感神経が過剰に働いている“交感神経優位” の可能性があります。
実は、交感神経の働きと姿勢には密接な関係があり、
自律神経が乱れるだけで 姿勢が崩れ、痛みや疲労がたまりやすくなる ことが明らかになっています。
整体院でも非常に多い相談のため、今回は
交感神経優位になると姿勢がどう崩れるのか?
そして改善のポイントは何か?
をわかりやすく解説します。
■ 自律神経とは?まずはシンプルに解説
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つ。
✔ 交感神経 → 活動モード
・筋肉に力を入れる
・血圧が上がる
・集中する
・ストレス状態
✔ 副交感神経 → 休息モード
・リラックス
・呼吸が深くなる
・睡眠の質が上がる
本来はバランスよく切り替わるのですが、
現代の生活では 交感神経が働きっぱなしの人が多い のが特徴です。
■ 交感神経優位が続くとどうなる?
交感神経が優位になると、身体は常に「戦闘モード」。
その結果、姿勢にも大きな変化が起きます。
■ 交感神経優位が姿勢に与える影響①
肩がすくむ(防御反応)
交感神経が働くと、
首まわり・肩まわりの筋肉(僧帽筋・肩甲挙筋)が無意識に緊張します。
● 起きる姿勢の変化
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肩が上に引き上がる
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首が前に出る
-
肩こり・頭痛が起きやすい
これはストレス状態の「守りの姿勢」の一種です。
■ 交感神経優位が姿勢に与える影響②
猫背になりやすい
交感神経優位の状態では呼吸が浅くなり、
胸の筋肉(小胸筋)が固くなります。
胸の筋肉が縮むと…
-
肩が内巻きになる(巻き肩)
-
背中が丸くなる(猫背)
-
胸郭が狭くなる → 呼吸が浅いまま
“猫背がストレスを呼び、ストレスが猫背を悪化させる”という悪循環になります。
■ 交感神経優位が姿勢に与える影響③
骨盤が後ろに倒れる(後傾姿勢)
ストレス状態が続くと、
お腹・腰回りの筋肉が硬直し、骨盤が傾きます。
● 起きる変化
-
骨盤が後ろに倒れる
-
体幹が弱く見える姿勢に
-
腰痛・坐骨神経痛が出やすい
副交感神経が働きづらくなり、
“ふにゃっとした姿勢”のまま戻りにくくなります。
■ 交感神経優位が姿勢に与える影響④
呼吸が浅くなり姿勢が安定しない
交感神経優位 → 呼吸が浅く速くなる
副交感神経優位 → 呼吸が深くゆっくりになる
呼吸が浅いと、姿勢を安定させる 横隔膜 が働きません。
その結果…
-
体幹が弱い
-
転びやすい
-
疲れやすい
といった状態につながります。
■ “姿勢”を整えると自律神経も整う
実は 姿勢と自律神経は双方向に影響 しています。
✔ ストレス → 姿勢が崩れる
✔ 姿勢を整える → ストレス反応が弱まる
背骨・肋骨・骨盤が整うことで呼吸が深くなり、
副交感神経が働きやすくなることがわかっています。
■ 整体でできる“自律神経 × 姿勢”へのアプローチ
整体では以下のアプローチが可能です。
✔ 肩・首の過緊張を緩める
✔ 背骨・胸郭(肋骨)の動きを整える
✔ 呼吸が深くなる身体づくり
✔ 骨盤の位置を安定させる
✔ ストレス反応を軽減する施術
✔ 自律神経を整えるセルフケア指導
交感神経優位で姿勢が崩れやすい方に非常に効果的です。
■ まとめ
交感神経優位になると…
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肩がすくむ
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猫背が進む
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呼吸が浅くなる
-
骨盤が後傾する
-
自律神経が乱れたままになる
このように、姿勢が崩れるだけでなく、
痛み・疲れ・睡眠の質にも大きく影響します。
もし「姿勢を正しても戻ってしまう」「首や肩の緊張が取れない」と感じているなら、
それは体だけでなく 自律神経の問題 が関わっている可能性が高いです。
整体で身体を整えることで、
自然と呼吸が深くなり、自律神経のバランスも安定しやすくなります。

