【産後の骨盤ゆがみはいつ治る?】体型が戻らない理由と改善期間を整体師が徹底解説

2025.12.10

【産後の骨盤ゆがみはいつ治る?】体型が戻らない理由と改善期間を整体師が徹底解説

産前産後

産前産後

■驚きの事実:産後の体型が戻らない“70%の原因”は骨盤のゆがみ

産後の女性の身体の変化に関する調査では、

「体型が戻らない」ことが悩みの第1位になっています。そして、その原因の約70%が「骨盤の開き・ゆがみ」によるものだと報告されています。

出産時、骨盤は平均2〜3cmほど開きます。この開き自体は自然に閉じていく部分もありますが、問題はねじれ・左右差・股関節の硬さ・腹圧の低下など“複合的なゆがみ”が残りやすいことです。

これが残ると、

  • 下腹ぽっこり

  • お尻が大きく見える

  • 反り腰

  • 下半身太り

  • 姿勢崩れ(巻き肩・猫背)

といった見た目の変化につながり、体型が戻りにくくなります。

 

■では、産後の骨盤は何ヶ月で整うのか?

実際に整体の現場で産後ケアを行った臨床データをもとにすると、改善目安は次の通りです。

●産後2〜6ヶ月

もっとも変化が出やすい黄金期間

リラキシンという靭帯をゆるめるホルモンが働いているため、骨盤の動きがつきやすい状態です。

●産後6〜12ヶ月

2〜3ヶ月ほどで安定

ホルモンの影響は弱くなるものの、まだ姿勢や育児動作のクセが根付いていないため改善がスムーズ。

●産後1年以上

3〜6ヶ月が目安

体の使い方のクセが定着しているため、

  • 骨盤

  • 股関節

  • 背骨のカーブ

  • 腹圧

    など、複数の要素をセットで整える必要があります。

平均すると、整体では2〜3ヶ月で多くの方が安定した変化を実感されています。

 

■放置したまま半年以上経つと起きやすいリスク

骨盤のゆがみを放置すると、「戻らない体型」以外にもリスクが増えます。

  • 反り腰・腰痛の慢性化

  • 恥骨痛や股関節痛の継続

  • 下腹ぽっこりの固定化

  • 太もも外張り(O脚風の脚)

  • 冷え・むくみの悪化

  • 代謝低下で痩せにくくなる

  • 二人目妊娠時の恥骨痛・腰痛の増加

特に「ぽっこりお腹」は、

骨盤の開き × 腹圧の低下(インナーマッスルの弱化)

がセットで起きているため、エクササイズだけでは戻りにくくなります。

 

■整体で骨盤が整う根拠:4つのステップで体型まで変わる

産後の骨盤を安全かつ確実に整えるには、整体では次の4つのステップを使用します。

①【骨盤の左右差・開きの調整】

開き・前後・回旋(ねじれ)を、痛みのない範囲で整えていきます。

②【股関節の可動域改善】

骨盤と股関節は“セット”で動きます。股関節が固いと骨盤がゆがみ続けます。

③【腹圧(インナーマッスル)の再構築】

出産後は腹圧が大きく低下。正しい呼吸法から再教育することで姿勢が安定します。

④【歩行・姿勢の最適化】

歩き方・抱っこ姿勢・授乳姿勢などの改善で、整えた骨盤が維持しやすくなります。

この4段階を行うことで、ほとんどの方が2〜3ヶ月で見た目も機能も変化します。

 

■いつから通っても遅くない。1年以上経過しても改善は可能

「産後1年以上経っているけど、効果はありますか?」

この質問はとても多いですが、結論は “遅くありません”

ゆがみは“年数”ではなく“状態”で判断します。

実際に当院では、

  • 産後2年

  • 産後5年

    の方が、

    腰痛改善・姿勢改善・くびれ形成・下腹の引き締まり

    など大きく変化されています。

 

■まとめ

  • 産後の体型が戻らない原因の70%は骨盤ゆがみ

  • もっとも整いやすいのは産後2〜6ヶ月

  • 整体では平均2〜3ヶ月で安定

  • 放置は腰痛・下腹ぽっこり・体型崩れにつながる

  • 1年以上経過しても改善は十分可能

産後の身体は“元に戻る力”を持っています。

あとは正しい方向に整えてあげるだけです。

不安な方はいつでも専門家にご相談ください。