【産後の骨盤ゆがみはいつ治る?】体型が戻らない理由と改善期間を整体師が徹底解説
【産後の骨盤ゆがみはいつ治る?】体型が戻らない理由と改善期間を整体師が徹底解説

産前産後
■驚きの事実:産後の体型が戻らない“70%の原因”は骨盤のゆがみ
産後の女性の身体の変化に関する調査では、
「体型が戻らない」ことが悩みの第1位になっています。そして、その原因の約70%が「骨盤の開き・ゆがみ」によるものだと報告されています。
出産時、骨盤は平均2〜3cmほど開きます。この開き自体は自然に閉じていく部分もありますが、問題はねじれ・左右差・股関節の硬さ・腹圧の低下など“複合的なゆがみ”が残りやすいことです。
これが残ると、
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下腹ぽっこり
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お尻が大きく見える
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反り腰
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下半身太り
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姿勢崩れ(巻き肩・猫背)
といった見た目の変化につながり、体型が戻りにくくなります。
■では、産後の骨盤は何ヶ月で整うのか?
実際に整体の現場で産後ケアを行った臨床データをもとにすると、改善目安は次の通りです。
●産後2〜6ヶ月
→ もっとも変化が出やすい黄金期間
リラキシンという靭帯をゆるめるホルモンが働いているため、骨盤の動きがつきやすい状態です。
●産後6〜12ヶ月
→ 2〜3ヶ月ほどで安定
ホルモンの影響は弱くなるものの、まだ姿勢や育児動作のクセが根付いていないため改善がスムーズ。
●産後1年以上
→ 3〜6ヶ月が目安
体の使い方のクセが定着しているため、
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骨盤
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股関節
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背骨のカーブ
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腹圧
など、複数の要素をセットで整える必要があります。
平均すると、整体では2〜3ヶ月で多くの方が安定した変化を実感されています。
■放置したまま半年以上経つと起きやすいリスク
骨盤のゆがみを放置すると、「戻らない体型」以外にもリスクが増えます。
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反り腰・腰痛の慢性化
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恥骨痛や股関節痛の継続
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下腹ぽっこりの固定化
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太もも外張り(O脚風の脚)
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冷え・むくみの悪化
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代謝低下で痩せにくくなる
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二人目妊娠時の恥骨痛・腰痛の増加
特に「ぽっこりお腹」は、
骨盤の開き × 腹圧の低下(インナーマッスルの弱化)
がセットで起きているため、エクササイズだけでは戻りにくくなります。
■整体で骨盤が整う根拠:4つのステップで体型まで変わる
産後の骨盤を安全かつ確実に整えるには、整体では次の4つのステップを使用します。
①【骨盤の左右差・開きの調整】
開き・前後・回旋(ねじれ)を、痛みのない範囲で整えていきます。
②【股関節の可動域改善】
骨盤と股関節は“セット”で動きます。股関節が固いと骨盤がゆがみ続けます。
③【腹圧(インナーマッスル)の再構築】
出産後は腹圧が大きく低下。正しい呼吸法から再教育することで姿勢が安定します。
④【歩行・姿勢の最適化】
歩き方・抱っこ姿勢・授乳姿勢などの改善で、整えた骨盤が維持しやすくなります。
この4段階を行うことで、ほとんどの方が2〜3ヶ月で見た目も機能も変化します。
■いつから通っても遅くない。1年以上経過しても改善は可能
「産後1年以上経っているけど、効果はありますか?」
この質問はとても多いですが、結論は “遅くありません”。
ゆがみは“年数”ではなく“状態”で判断します。
実際に当院では、
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産後2年
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産後5年
の方が、
腰痛改善・姿勢改善・くびれ形成・下腹の引き締まり
など大きく変化されています。
■まとめ
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産後の体型が戻らない原因の70%は骨盤ゆがみ
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もっとも整いやすいのは産後2〜6ヶ月
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整体では平均2〜3ヶ月で安定
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放置は腰痛・下腹ぽっこり・体型崩れにつながる
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1年以上経過しても改善は十分可能
産後の身体は“元に戻る力”を持っています。
あとは正しい方向に整えてあげるだけです。
不安な方はいつでも専門家にご相談ください。

