【筋肉を揉むから痛みが治らない?】3,000万人のデータが示す腰痛・膝痛の正体
「筋肉を揉む」から痛みが治らない?3,000万人のデータが示す腰痛・膝痛の正体

筋肉をほぐす
はじめに:そのマッサージ、実は「逆効果」かもしれません
「肩が凝ったから揉む」「腰が痛いからマッサージに行く」。これが当たり前だと思っていませんか?しかし、驚くべき事実に目を向けてください。イギリスの整形外科医James Cyriaxは、「筋スパズム(筋肉の凝り)は痛みの原因ではなく、結果である」と断言しています 。つまり、凝っている場所を一生懸命揉むのは、火事の現場で「煙(結果)」を消そうとして「火元(原因)」を放置しているのと同じなのです。
1. 「変形=痛み」という思い込みのリスク
多くの方が「骨が変形しているから痛い」と宣告され、絶望されます。しかし、東京大学の疫学調査によると、変形性膝関節症と診断された2,400万人のうち、実際に痛みがあるのはわずか820万人(約34%)に過ぎません 。残りの約1,600万人は、変形していても痛くないのです 。 この数字が示す事実は一つ。「変形が痛みの直接原因ではない」ということです。軟骨には痛みを感じる受容器すら存在しません 。真の原因を見誤ると、不要な手術を招くリスクが飛躍的に高まります。
2. 9割の治療家が見落とす「JD(関節機能障害)」の正体
レントゲンやMRIで「異常なし」と言われたのに痛い。その正体は、1964年にJohn McM Mennell医師が提唱した「関節機能障害(Joint Dysfunction = JD)」である可能性が極めて高いです 。 これは関節の数ミリ単位の「滑り」や「転がり」といった微細な動きが錆びついた状態です 。特に背骨の関節(腰仙関節など)でこの障害が起きると、脳は「関連痛」として、全く別の場所(足や腕)に痛みやしびれを発生させます 。
3. 医学的データが証明する「根本治療」の有効性
当院が重視する「腰仙関節」へのアプローチには明確なデータがあります。人工関節手術後の患者様を対象とした研究では、術後24時間以内にこの関節を調整したグループは、何もしなかったグループに比べ、歩行器獲得まで約5.5日も早く、杖歩行に至っては約12日も早く回復したという結果が出ています 。 関節の「錆び」を取り除くことで、神経の伝達が正常化し、人間本来の自己治癒力が引き出されるのです。
結論:あなたの体に必要なのは「揉む」ことではなく「整える」こと
痛みは、体からの「SOSサイン」です。その場しのぎのマッサージで感覚を麻痺させるのではなく、なぜ痛みが出ているのかという「戦略的視点」を持ってください。 私たちは、解剖学と運動学に基づき、あなたの痛みの「火元」を正確に見極めます。「一生付き合うしかない」と諦める前に、まずは数ミリの関節の動きを取り戻す体験をしてみませんか?

