鹿島田・新川崎の側弯症と腰痛|見分け方と今日からできること

2026.10.18

鹿島田・新川崎の側弯症と腰痛|見分け方と今日からできること

■ この記事でわかること
・大人になってから側弯症が分かる・悪化する理由
・側弯による腰痛と、それ以外の腰痛の見分け方の目安
・病院を優先して受診してほしい危険なサイン
・「からだ骨盤ラボ」が側弯症の腰痛にどう向き合っているか
・今日からできる、無理のないセルフケア

■ 結論を先に
大人の側弯症による腰痛は、子どもの頃からの側弯が残っているケースと、加齢によって背骨の変形が進むケースの大きく2つが背景にあります。見た目や自己判断だけで「側弯性の腰痛かどうか」を決めるのは難しく、足のしびれ・歩きにくさ・痛みの長引きがある場合は、まず画像検査(X線など)を受けられる医療機関に相談することをおすすめします。そのうえで、ご自身の体に合った運動やセルフケアを、無理なく続けていくことが大切です。

■ 側弯症と腰痛、原因・特徴の説明

側弯症とは、背骨が左右に弯曲してねじれを伴う状態のことです。大人になってから側弯による腰痛が気になる場合、背景には主に次のようなことが関わっているとされています。

・子どもの頃からの側弯が残っている:成長期に側弯が見つかり、そのまま大人になっても弯曲が残っているケースです。
・加齢による変性(変性側弯):椎間板がクッションとしての働きを少しずつ失うと、背骨への負担が増え、変形が進んだり、もともと軽かった側弯が目立ってくることがあるとされています。
・骨粗しょう症・圧迫骨折:骨が弱くなることで背骨の変形が進む要因になることがあります。
・姿勢や、筋肉・神経の状態:姿勢の崩れや、筋肉・神経の病気が関わることもあるとされています。

側弯が進むと、腰だけでなく、胸椎のカーブによる呼吸のしづらさや、胸腰椎の後弯による逆流性食道炎など、全身に影響が及ぶこともあると報告されています。「腰だけの問題」と捉えず、体全体のバランスとして見ていく視点が大切です。

■ 側弯による腰痛と、他の腰痛の見分け方の目安

あくまで目安であり、自己判断の代わりにはなりませんが、次のような視点が参考になります。

・足のしびれ・痛みが中心:神経の圧迫が関わっている可能性があり、脊柱管狭窄症などとの区別が必要です。
・腰や背中のだるさ・痛みが中心:背骨のバランスの崩れ(側弯・後弯)が関わっていることが多いとされています。
・長時間の立位・歩行がつらい:側弯でも脊柱管狭窄症でも共通して見られる症状のため、症状だけでの区別は難しく、専門的な診断が必要です。

実際の診断では、立った状態での全脊椎X線で背骨全体のバランスを確認し、神経症状が疑われる場合はMRIを追加する、という流れが一般的です。

■ 病院を優先して受診してほしい危険なサイン
以下のいずれかに当てはまる場合は、セルフケアより先に、整形外科など医療機関の受診を優先してください。

・足に力が入りにくい、つまずきやすい
・排尿・排便に異常がある
・発熱を伴う強い痛みがある
・安静にしていても強い痛みが続く
・転倒やケガのあとに痛みが出てきた
・理由のわからない体重減少がある
・がんの既往がある

■ 当院(からだ骨盤ラボ)の考え方

からだ骨盤ラボでは、腰痛の多くは原因がはっきり特定できない「非特異的腰痛」(全体の約85%程度を占めるとされています)であるという前提に立ち、「関節機能障害」という視点を取り入れたFJT(機能的関節調整法)を行っています。

筋肉・神経・血管・内臓は、手で直接動かすことができません。手で直接働きかけられるのは「関節」だけです。側弯がある方の場合も、側弯そのものを治すというより、背骨や骨盤を構成する一つひとつの関節の動きの硬さ・引っかかり(関節機能障害)を丁寧に確認し、今かかっている負担をできるだけ減らすお手伝いをする、という向き合い方をしています。

ただし、側弯の角度や進行そのものを変えられるという裏付けは現時点では十分ではなく、断定はできません。側弯の管理については、まず医療機関での画像診断を優先していただいた上で、日常生活の負担を減らすケアとして当院を選択肢の一つにしていただければと考えています。

■ 今日からできるセルフケア

・同じ姿勢を続けない:長時間の立位・座位は、こまめに姿勢を変える
・重いものは体に近づけて持つ:前かがみで持ち上げる動作は腰への負担が大きくなります
・体重管理:腰への負担を減らすうえで役立つとされています
・無理のない範囲のストレッチ・体幹運動:股関節や太もものストレッチ、腹筋・背筋を使う運動が紹介されていますが、効果の大きさには個人差があり、側弯の角度や進行自体を改善するという強い根拠はまだ十分ではありません。続ける場合は、医師や専門家に相談しながら、無理のない範囲で行ってください

■ よくあるご質問

Q1. 側弯症は自分で治せますか?
A. 側弯の角度や進行は見た目だけでは判断できず、X線検査が必要です。体操やストレッチで側弯そのものが治るという強い根拠は現時点では十分ではありません。まずは医療機関で現在の状態を確認することをおすすめします。

Q2. 側弯症と脊柱管狭窄症はどう違いますか?
A. どちらも腰痛・下肢の症状・歩行のつらさが出ることがあり、症状だけでの区別は難しいとされています。画像検査による専門的な診断が必要です。

Q3. 整体やFJTを受けても大丈夫ですか?
A. 発熱やしびれの悪化、排尿・排便の異常などの危険なサインがない場合は、日常生活の負担を減らすケアの一つとして選択肢になり得ます。ただし、側弯そのものの進行管理については、まず医療機関での経過観察を優先してください。

■ 今日からの一歩に
ご自身の体に合ったセルフケアの手がかりとして、「腰痛セルフケア完全ガイド」というPDFをLINE登録の方にお届けしています。気になる方は、まずそちらから無理のない範囲で試していただき、「からだ骨盤ラボ」(鹿島田・新川崎)では初回体験(90分・1,980円)もご用意しています。ご自身のペースで、できることから始めていただければと思います。
※効果には個人差があります。体験談・事例は個人の感想であり、効果を保証するものではありません。

■ 参考文献
・横浜市立病院 脊椎脊髄外科「成人脊柱変形」解説ページ
・メディカルノート「成人脊柱変形」原因解説ページ
・側弯症の運動療法に関するシステマティックレビュー・観察研究(PMC収載論文ほか、海外の小規模研究・症例報告を含む)
・腰部脊柱管狭窄症診療ガイドライン2021(改訂第2版)
・社内資料:physiolab テキスト(FJT習得コース・疾患別資料)