「痛みの常識」に潜む3つの大きな間違い
「痛みの常識」に潜む3つの大きな間違い

関節機能障害
1. 「痛みの常識」に潜む3つの大きな間違い
一般的な医療現場や患者様の間で信じられている常識には、解剖学・生理学的に見て深刻な誤解が存在します。
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「骨の変形や軟骨のすり減り=痛い」の嘘 東京大学の疫学調査や厚生労働省のデータでは、変形性膝関節症や変形性腰椎症と診断された患者の約3分の2(約66%)は実際には痛みを訴えていません 。そもそも軟骨には痛みの受容器(センサー)が存在しないため、すり減っても痛みは出ません 。変形は「痛いからそこを動かさないように体が固めた結果(防御反応)」なのです 。
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「筋肉の凝り(スパズム)を揉みほぐす」の間違い イギリスの整形外科医ジェームズ・シリアックスが指摘した通り、筋肉の凝りは痛みの原因ではなく「痛みの結果(二次的な現象)」です 。関節の異常などから体を守るためのボディガードとして脳が筋肉を硬くしているため、原因を無視して揉みほぐすのは逆効果になります 。また、筋肉の痛みセンサーは中央部ではなく、骨に付着する両端の「筋腱移行部」にしかありません 。
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「痛いときの無理な筋トレ」の危険性 医学書『Muscle Biology』に記載されている通り、痛みを我慢して筋トレや運動を続けると、筋肉は鍛えられるどころか逆に痩せて(萎縮して)しまいます 。
2. 痛みの真犯人は、画像に写らない「関節機能障害(JD)」
レントゲンやMRIで「異常なし」と言われる痛みの多くは、米国の整形外科医ジョン・MCM・メネエルが提唱した『関節機能障害(Joint Dysfunction; JD)』が原因です 。
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これは関節内の数ミリ単位の動き(滑り、転がり、回転)が錆びつき、引っかかっている状態を指します 。
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特に骨盤と背骨を繋ぐ「腰仙関節」は物理的ストレスがかかりやすく、この障害の好発部位です 。
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カルフォルニア医科大学のB.Feinsteinによる実験では、椎間関節に異常刺激を与えると、神経を麻酔していても全身に「関連痛」が出現することが証明されており、神経とは無関係の痛みが全身に飛び火することが分かっています 。
3. 「しびれ」は悪化のサインではなく、神経の“回復サイン”
正座のあとのしびれを思い浮かべると分かりやすいですが、しびれのメカニズムには明確なルール(順番)があります 。
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しびれが出るタイミング 神経が何かに圧迫されている(虚血)ときではなく、圧迫が解除されて「血流が戻り始めたとき」に、神経が過敏になって自発的に出す興奮信号、それこそがしびれの正体です 。
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神経が目を覚ます順番(回復パターン) 神経は「太い順」に目を覚まします 。
まず、太い神経が反応して「ピリピリ」「ジンジン」とした広がる感覚が出ます 。次に、少し細い神経が戻り、つまようじで突かれたような「チクチク」感に変わります 。最後に「痛み」や深部感覚へと移り変わります 。 -
「痛みに変わるしびれ」は完治へのステップ しびれが鋭い痛みに変わっていく現象は、神経の働きが正常に戻りつつある典型的な「治る兆候」です 。
4. 脳をコントロールする最先端の「神経伝達方式(NDN)」と細胞
私たちの体は、私たちが思う以上にダイナミックな神経ネットワークで動いています。
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非シナプス拡散神経伝達(NDN) 急を要する外傷の痛みは一般的な「シナプス」を介して伝わりますが、急を要さない機能障害や全身の深部痛は、神経の管を通らず、脊髄液や血液などの「細胞外液」を介してゆっくり脳に拡散する『NDN』という方式で伝わります(Paul Bach-y-Rita) 。脳内の情報伝達の実に80%を占めており、エネルギー消費が少ない効率的な防御システムです 。
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脳機能を支える「グリア細胞」の重要性 脳の神経細胞(ニューロン)の10倍以上存在する「グリア細胞」(特にアストロサイトなど)は、単なるクッションではなく、血液脳関門を作って脳を守ったり、ニューロンにエネルギーを供給したり、情報交換を主体的に制御したりしています 。
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重力刺激と慢性炎症のゲート 大阪大学の村上正晃らの研究では、地球の重力刺激によって第5腰椎付近の神経が活性化すると、中枢神経に病原体や免疫細胞が入る「血液脳関門のゲート(炎症アンプ)」が形成されることが突き止められています 。つまり、腰仙関節の動きを整えることは、全身の慢性炎症や難病の予防・改善にも深く繋がっているのです 。
5. 超急性期からの介入データと、真のEBM(根拠に基づく医療)
『Physio Lab.』の提供する関節技術は、科学的なデータによってその圧倒的な即効性と効果が証明されています。
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人工関節手術後、24時間以内の驚くべき治療効果 増田拓也氏らの研究論文(大手前病院での臨床データ)によると、人工関節置換術(TKA/THA)を行った患者に対し、術後24時間以内にベッドサイドで「腰仙関節」の治療を実施した群は、実施しなかった群に比べて、歩行器の獲得日数や杖歩行の獲得日数が「半分以下」にまで有意に短縮しました(治療群の杖獲得は8.8日、対象群は21日) 。超急性期から関節機能障害をケアすることの重要性を証明しています 。
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真のエビデンスとは「目の前の患者を治すこと」 現代の医療現場ではエビデンス(根拠)やガイドラインばかりが一人歩きし、治らない原因を患者の知識不足のせいにすることすらあります 。しかし、患者の構造や病態は十人十色(完全オーダーメイド)です 。教科書を押し付けるのではなく、「目の前の具体的な患者の痛みを消し、不要な手術を回避させること」それ自体が唯一の正しい根拠となります 。

